エネルギー・地球温暖化

2005年01月17日

 

シャープ、屋根一体型太陽電池モジュールを新発売

Keywords:  再生可能エネルギー  3R・廃棄物  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

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Copyright シャープ株式会社

シャープは2004年10月1日、金属屋根一体型太陽電池モジュールの販売を始めた。この太陽電池モジュールは、既築住宅のスレート屋根をはがさずに上から金属屋根をカバーする工法で、短期間で廃材をほとんど出さずに設置できる。

国内住宅用の太陽光発電の設置件数は、2000年度までは新築と既築がほぼ同数だったが、ここ数年で既築への設置比率が高まり、2003年度では既築への設置比率が8割を超えた。また2003年度の住宅リフォーム件数は、新築着工件数とほぼ同じレベルにあり、今後もリフォーム件数は増加すると見られている。

このような状況を受け、同社は屋根リフォーム市場に着目。デザイン性、施工性、設置効率に優れ、さらには住宅リフォーム時の廃材処理がほどんど不要となる屋根一体型太陽光発電システムの開発を目指し、JFE鋼板株式会社と共同で屋根一体型太陽電池モジュールを開発した。

洋風瓦調のデザインで軽量の同モジュールは、複雑な形状の屋根にも効率よく設置が可能で、新築住宅にも利用できる。最大出力が52,5ワットの瓦5枚タイプ(26,880円)と、同38ワットの4枚タイプ(22,050円)の2機種がある。生産台数は月2万台。






登録日時: 2005/01/17 12:05:58 PM

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