政策・制度・技術

2004年12月24日

 

環境省 ラムサール条約申請に向けて候補地の選定へ

Keywords:  政策・制度  政府  生態系・生物多様性 

 

環境省は2004年9月2日、第2回のラムサール条約湿地検討会を開催し、2005年11月ウガンダで開催される同条約第9回締結国会議までに、国内の湿地のうち、優先的に登録を目指すべき湿地として54カ所を選定した。今後、地元自治体等との調整を行う。

これは第7回締約国会議において、2005年の第9回締約国会議までに世界のラムサール登録湿地を約2000カ所に増やす目標が決議され、日本は当時11カ所であった国内の条約湿地を22カ所に倍増させる目標を表明したことを受けたもの。

候補地のなかには、マリモの生育で知られる阿寒湖(北海道)、首都圏近郊の市街地のなかに残っている貴重な、野鳥、水鳥の飛来地、三番瀬(千葉県)、淡水と海水の混じりあう汽水湖で、数多くの水鳥、珍しい水生生物の宝庫とされる宍道湖(島根県)、毎年秋になるとシベリアから5000羽を超えるコハクチョウが飛来する瓢湖(新潟県)などが含まれている。

1971年に採択されたラムサール条約に日本は1980年から加入しており、国内登録地第一号は、世界的にも貴重なタンチョウの生息地である北海道の釧路湿原。






登録日時: 2004/12/24 01:22:04 PM

英語記事はこちら


 


 

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