2004年08月05日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 企業(非製造業) 政策・制度 生態系・生物多様性
2004年3月23日、日本製紙は「緑の循環」認証会議(SGEC)より認証を受け、日本における認定第一号となる木材製品の製造を開始した。
SGECは、日本の森林管理のレベルを向上させ、生産者と消費者を結ぶ「信頼と安心」を届けることをねらいとする制度。持続可能な森林経営を認証する「森林認証システム」と、加工・流通過程を管理する「分別・表示システム」から構成されており、この2つのシステムをクリアした林産物が、SGEC認証林産物としてマークを付けることを認められる。
認定第一号製品となったのは、紙製品の輸送に使う「製紙用パレット」。これは、コピー用紙などの紙を輸送する際に土台とする板状のものである。今後、同社は「自然と調和する持続可能な企業活動」の実現を目指し、2008年までに国内外のすべての自社林で森林認証を取得していく考え。さらに、2004年中に「SGEC森林認証の家」を実現すべく、日本の伝統的な木造軸組工法を持つ菊池建設と共同で開発を進めている。
http://www.sgec-eco.org/
登録日時: 2004/08/05 11:44:50 AM
英語記事はこちら