2003年12月10日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 化学物質
凸版印刷は、インキの溶剤成分を石油系溶剤からすべて植物油系溶剤に切り替えた、オフセット輪転印刷機用のインキを開発した。オフセット輪転機用のインキとしては世界初。石油系溶剤を使わないことで、枯渇資源の保護を促進し、揮発性有機化合物(VOC : Volatile Organic Compounds)の発生も減る。
石油系溶剤を使用していないため、インキの石油系溶剤が印刷物に残留していることに起因する化学物質アレルギー症状が軽減される。また、印刷後にインキの溶剤を加熱して蒸発させるオフセット輪転印刷機の乾燥工程での石油系溶剤の放出がなくなり、揮発性有機化合物の発生も減少。本インキについては、特許出願中。
なお、本インキは特注対応で生産し、印刷機の調整にも手間がかかるため印刷物の制作費用が従来インキのほぼ2倍かかる。
http://www.toppan.co.jp/news/article0025.html
登録日時: 2003/12/10 08:17:52 PM
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