その他

2003年09月27日

 

スターウォッチング・ネットワークに3,800人が参加

Keywords:  その他  NGO・市民  政府 

 

星空の観察を通じ、光害や大気汚染など環境保全に対する関心を高めようと、環境省が1988年より年2回(夏期と冬期)、全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)を行っている。参加者は各都道府県を通じて募り、約2週間の期間内で観察し、結果を報告する。2003年冬期は、47都道府県の344団体のべ3,843人が参加した。

観察は肉眼と双眼鏡の身近な方法で行い、天の川の高度の異なる3部分を肉眼で観察し、双眼鏡を用いて夏はこと座、冬はスバルの何等級まで見えたかを記録する。高度や各都市・地方でどれくらい星の見え方に差があるかを調べることにより、大気汚染や光害の状況を認識する。

同省がまとめた観察結果によると、人工光の多い大都市ほど夜空が明るく、星は見えにくい。年々星はますます見えにくくなっており、近年は人口10万人以下の小都市で最もその傾向が顕著なのが分かる。

この試みを続けることにより、良好な屋外照明環境(上空への漏れ光が少ない照明、明るすぎない必要にして十分な照明等)実現への取り組みを進めている。


http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4226




登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM

英語記事はこちら


 


 

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