2003年07月28日
Keywords: 政策・制度 地方自治体 生態系・生物多様性
滋賀県は、琵琶湖等で釣り上げた外来魚を地域通貨と交換する実験事業に7月から取り組むと発表した。
県では2003年4月から琵琶湖での外来魚の再放流(リリース)を禁止した条例を施行しているが、今度は釣り上げた外来魚500グラムにつき1枚100円の地域通貨「ノーリリースありがとう券」と交換するもの。
業務は地域通貨発行の実績がある県内のNPO(非営利組織)に委託する。釣り人が釣った外来魚を湖周辺の引換え所に持ち込むとありがとう券を渡す。ありがとう券は、県内の飲食店や釣具店、コンビニなどの協力店約300店舗で使うことができる。
9月末までに3万枚を発行して外来魚15トンを回収し、魚は肥料などに活用する考え。県は条例施行後、湖岸の公園など46カ所に回収箱や回収いけすを設けているが、6月初旬までの回収量は約2トンにとどまっていた。
外来魚のリリース禁止条例を制定 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/151-j
登録日時: 2003/07/28 08:58:06 AM
英語記事はこちら