2003年06月28日
Keywords: 政策・制度 企業(製造業) 地方自治体 大学・研究機関 生態系・生物多様性
国際的に森林認証・ラベリングの取り組みが進展する中、日本でも、三重県の速水林業、高知県の檮原町森林組合、アサヒビールの所有する森林、東京農工大学の演習林がFSCの認証を取得しているほか、地方自治体、森林組合、林家等で森林認証の取得に向けた準備が進められている。
2003年4月には山梨県有林(143,000ha)が認証された。公有林としてははじめての認証となる。森林総合研究所の藤原敬氏によれば、これは日本で最大規模の認証であり、日本におけるFSC認証の森林は約155,000haとなるという。
一方、日本では、小規模な森林所有者が多いことから、森林認証やラベリングを円滑に適用するためには、経営組織としての体制の確立や効率的な運営、森林施行技術の向上等が課題となっている。このような背景のもと、林業関係団体、学識経験者、NGO等が、日本の森林資源の状況や森林の所有形態等を考慮した日本型森林認証制度を立ち上げる準備を進めている。
http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/sinrin/
fscnihon/ganji0304/ganj0304.html
登録日時: 2003/06/28 11:36:33 AM
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