エコ・ソーシャルビジネス

2003年06月18日

 

低温作動固体酸化物形燃料電池(SOFC)の1kW級発電モジュール開発

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業)  再生可能エネルギー 

 

関西電力と三菱マテリアルは共同で、低温作動固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の1kW級発電モジュールの開発に成功。世界最高レベルの発電効率40%を達成した。

SOFCは他の燃料電池に比べ安定性、環境性に優れ、また発電効率が高いなどの利点があり、家庭用小型電源から将来的には火力発電所の代替用にまで幅広い適用が期待されている。しかし作動温度が1000℃付近と高温のため、使用材料に制約があり、 コストが高くなり寿命も短いという難点があった。

両社はステンレスなどの安価な材料をつかって大幅なコストダウンが図れるよう、低温作動化を重点に開発に取り組み、2001年に低温作動SOFCの世界最高レベルの高性能化に成功。この高性能セルを実用化し、さらに外部から熱供給をしないで発電時の熱を利用して運転することによって、今回の世界最高レベルの発電効率が達成された。

両社は今年度中に1kW級のエネルギー供給システムを開発し、2006年末までに中型店舗や小工場等向けの数十kW級システムの実用化、商品化に取り組む予定。






登録日時: 2003/06/18 09:37:18 AM

英語記事はこちら


 


 

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