エネルギー・地球温暖化

2003年06月08日

 

岩手県、チップボイラー導入

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  生態系・生物多様性 

 

岩手県林業技術センターでは、平成15年3月、チップの燃料利用が広く普及しているヨーロッパから「チップボイラー」を導入・設置した。最大出力400kWと200kWの2台で、価格は4,788万円。原料は生材チップで、チップを乾燥させる必要がなく、樹皮も使える。

間伐材などの未利用木材の需要を開拓するとともに、石油燃料に代わる環境に優しい木質バイオマス(再生可能な生物資源)を新しいエネルギーとして利用する研究の一環として、チップ利用の技術的なノウハウを取得するためのもの。今後、さまざまな実証試験を行って、ボイラーの燃焼性能や、化石燃料との経済性の比較等を検討し、県内でのチップボイラーの導入をめざす考え。

森林に恵まれた岩手県では大量の間伐材が出るが、用途が限られ、運搬その他にコストもかかることから、利用が進んでいない。チップをエネルギー源として利用することで、林業の活性化をめざす。






登録日時: 2003/06/08 01:44:42 PM

英語記事はこちら


 


 

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