青森県で、市民による市民のための風力発電所始動

青森市の特定非営利活動法人「グリーンエネルギー青森」が、青森県鯵ケ沢町に建設していた市民風力発電所（名称「WANDS（わんず）」愛称「市民風車わんず」）が２月に完成し、２月28日より運転を開始した。

高さ65メートル、長さ35メートルの羽根が３枚取り付けられた1,500kW風車(GE Wind Energy社）１基の総事業費用3億8000万円のうち、２億2000万円を市民からの出資金で賄う計画。

風車は年間370万kwh（キロワット時）を発電し、これは約1100世帯の１年分に相当する。津軽弁で「自分たちのもの」という意味がこめられた市民風車「わんず」は、試運転日には1時間に約800kwh(キロワット時）を発電し、快調に風を受けている。