政策・制度・技術

2003年04月25日

 

環境政策への市民参画を保障するオーフス条約を日本でも実現しよう!

Keywords:  政策・制度  NGO・市民 

 

1998年6月、リオ宣言第10原則を実現するために、「環境問題に関する、情報へのアクセス、意思決定における市民参画、司法へのアクセスに関するオーフス条約」が国連欧州経済委員会で採択され、2001年10月に発効した。環境関連情報の入手、環境政策の意志決定への参加、環境問題に関する司法制度の利用などに関する市民の権利を保障するもの。

また、アメリカやドイツなどでは市民・団体訴訟制度が導入されて大きな成果を上げているが、日本では、このような環境保全のための市民・NGO訴訟制度がない。

オーフス条約の基準を国内で実現するために、「オーフス条約を日本で実現するNGOネットワーク」(仮称、略称オーフス・ネット)が発足し、2003年3月10日に発足シンポジウムが開催された。

環境政策への市民参加や環境保全のための市民訴訟制度などに関し、法制度の改正や新たな制度の導入などさまざまな提案を行っていきたい考え。NGOなど100団体の参加を募り、今年夏ごろまでにオーフス・ネットの設立をめざす。




登録日時: 2003/04/25 09:12:22 AM

英語記事はこちら


 


 

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