政策・制度・技術

2003年04月04日

 

石川県、学校版環境マネジメントシステムを推進

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  地方自治体  教育 

 

石川県は学校における環境保全活動指針である「いしかわ学校版環境ISO」を作成した。これまでに県内の小・中・高校6校が環境行動計画を作成し、県の認定を受けている。

「いしかわ学校版環境ISO」は、学校で容易かつ効果的に環境保全活動を進め、継続改善していくための指針。環境省が策定した簡易な環境マネジメントシステム「環境活動評価プログラム」を基本に、学校で取り組みやすいように独自性を加えている。

環境保全活動の対象は、エネルギーの消費、ごみの排出、水・紙の使用、物品等の購入、環境教育・地域の環境保全と、各校が独自に設定する項目。各項目で環境負荷の把握、取組状況のチェックを行い、環境行動計画を作成する。PDCAサイクルにのっとって、計画に沿った活動を実施し、活動結果の評価と計画の見直しを行うしくみ。

省エネ、節水、ゴミ削減の取り組みは、ともすれば「してはいけない」志向に陥りがちだが、環境によいことが「できる」ことを重視し、児童・生徒・教師のやる気を引き出すのが鍵。認定校では雨水利用などの児童のアイディアを活かしたり、生徒が地元の森林整備、清掃活動を実習するなど、積極的な取り組みが行われている。県では、引き続き認定を行って、今後県内の451校に広げたい考え。







登録日時: 2003/04/04 11:26:56 AM

英語記事はこちら


 


 

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