政策・制度・技術

2002年11月16日

 

第5回グリーン購入大賞、発表

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  企業(製造業)  地方自治体 

 

グリーン購入ネットワーク(GPN)が選ぶ第5回『グリーン購入大賞』に、福井県、松下電器産業、大松土建、こども環境活動支援協会が選ばれた。「グリーン購入大賞」は環境への負荷の少ない物品等を優先的に購入するグリーン購入について優れた取り組みを行う団体を選んで表彰する制度で、1998年に始まった。

行政部門で大賞を受賞した福井県は、事務用品から作業服、車両等について、ほぼ100%のグリーン購入実績率を達成。更に公共工事や太陽光発電や風力発電施設の導入など幅広い分野についてもグリーン購入を進めているほか、県内のグリーン購入普及のため、地域レベルのネットワークも立ち上げている。

事業者部門での大賞受賞者、松下電器産業(株)は、生産資材の調達について80,000点の部品の化学物質を調査して指針を示すと共に、国内年間購入金額(約2兆円)の9割を占める主要取引先3,173社の環境の取り組みについて調査・支援を行っている。

中小事業者部門で大賞を受賞した(株)大松土建は、開かれた処分場として、解体処分の様子をウェブ上で映像公開しており、工事の発注者(購入者)はもちろん、一般市民誰もがインターネットで現場を見られるようにしている。また、建設副産物のコンクリートガラを回収、分別を徹底した上でリサイクルし、エコマーク取得の路盤材「エコ砕石」を製造・販売している。
 
民間団体部門の大賞受賞者、NPO法人こども環境活動支援協会は、エコ商品を子どもに見て触れてもらうために文具の見本貸し出しのほか、商品の環境配慮ポイントを分かり易いイラストで説明する見本セット販売等も行っている。また、スタンプを集めながら子どもが楽しく、継続的に環境活動を実践するためのエコカード制度を企画し、地域の商店主、自治体、学校などの1500人のスタンプ保持者がプログラムを支援している。






登録日時: 2002/11/16 07:30:16 AM

英語記事はこちら


 


 

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