エネルギー・地球温暖化

2008年10月25日

 

北海道経済産業局 雪氷熱エネルギーの導入にむけ、活用事例集を発行

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  政府 

 

北海道経済産業局は2008年4月、自然の雪と氷が有する冷熱を冷蔵や冷房に活用する雪氷熱エネルギーの導入にむけて、活用事例集を発行した。冊子は、全国の雪氷熱エネルギー導入事例を紹介する「Cool Energy4」、農作物の冷蔵や栽培等におけるモデルシステムを紹介する「雪氷熱エネルギー小規模活用モデルシステム集」の2冊で、各3000部を発行。HPで無料でダウンロードできるほか、希望者には無料で配付している(「Cool Energy4」については抜粋版の英訳冊子あり)。

雪氷熱エネルギーは、2002年に改正された「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」で、新エネルギーとして明確に位置づけられ、農業施設のほか、集合住宅、福祉施設などでも導入が拡大しつつある。

低温、高湿度の環境を安価で安定的かつ容易に作り出すことが可能なクリーンエネルギーであり、作物等の鮮度保持・糖度増加、除湿・除塵・脱臭といった多くのメリットがある。一方で、貯雪庫等のコストの高さが課題である。本冊子は、各種冷熱需要に応じた、比較的小規模で実用性の有るモデルを掲載している。

北海道経済産業局は、北海道洞爺湖サミットで国際メディアセンターに雪冷房システムが導入されたことにより、グリーンエネルギーの活用・導入の気運が高まっているとみており、雪氷グリーン熱証書についても検討をすすめている。



登録日時: 2008/10/25 06:10:24 PM

English  

 


 

このページの先頭へ