2008年11月20日
Keywords: 食糧 NGO・市民 企業(製造業) 生態系・生物多様性
大手農機具メーカーのクボタは2008年5月16日、農家や地域、学校などによる農業活性化への取り組みを支援する「クボタeプロジェクト」の実施を発表した。日本の農業は近年、就業人口の減少、農家の高齢化、地域の過疎化といった問題に直面し厳しい状況におかれているが、同プロジェクトは、担い手がなく耕作が放棄された農地の再生を目指す地域活動を支援するなど、日本の農業の活性化、ひいては地域環境の保全を図ろうとするもの。
初年度は、新聞・ホームページ上で公募、決定した20団体による耕作放棄地の農用地への再生活動に対して、農業機械を無償提供するなどの支援を行う。また、コメの生産について学ぶカリキュラムがある小学5年生を対象にして、18校の小学校の農業体験学習を支援する。さらに、「菜の花プロジェクト・ネットワーク」など、バイオマスを活用する活動にも積極的に参画。耕作放棄地を活用した菜の花・ひまわりの栽培などへの支援を行う。
同プロジェクトではその他に、各地域の特産農産物のブランド化努力を支援し、そのPRにも協力。また、環境との共生を実践する農家への支援なども計画している。
農業の未来づくり大作戦!「クボタeプロジェクト」スタート!
http://www.kubota.co.jp/new/2008/epro.html
登録日時: 2008/11/20 10:17:35 AM