2014年11月16日
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オフィス機器大手の富士ゼロックスは2014年6月、事業展開をしているアジア・パシフィック地域の新興国を対象に、児童の教育格差解消を支援する目的で、同社のプロダクションプリンターを活用した教材提供プロジェクトを開始、まずはフィリピン・マニラ近郊の恵まれない地区に住む児童約400人を対象に教材を配布した。
教材提供プロジェクトは同社が全体を統括。コンテンツを無償提供するパートナーと、印刷費などを負担するフィナンシャルスポンサーを募り、現地ニーズに合った教材を作成。作成した教材は同社のプロダクションプリンターで印刷、現地NGOが児童への提供および学習支援を行う。本プロジェクトは、より多くの企業との連携により、支援する児童数の拡大を目指しており、タイ、ベトナムなどに順次展開しアジア・パシフィック全域で今後10年間に10万人の児童への配布を計画している。
今回は、現地NGOガワッ・カリンガが運営するブラカン州の複数のビレッジの児童に配布した。スラム街住民への住宅建設プロジェクトを推進している同NGOは現在フィリピン国内の6万家族を支援しており、同社は2007年よりこのプロジェクトに参画。今回の配布後も共に学習の進捗についてモニタリングを継続している。
本プロジェクトの詳細については、同社のサステナビリティレポートに記載されている。
サステナビリティレポート2014
- ハイライト3 貧困地域の児童に学ぶ機会を提供する
http://www.fujixerox.co.jp/company/public/sr2014/highlight/03.html