生物多様性・食糧・水

2013年04月30日

 

富士通 クラウド環境生物調査ツールを無償提供、生物多様性保全活動を支援

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(製造業) 

 

JFS/Fujitsu Provides Free Web-based Cloud Platform for Biodiversity Conservation Research Activities
Copyright 富士通株式会社


富士通は2012年12月13日、自然環境や生物多様性の保全活動を実施する団体の取組の推進を支援する目的で、公募による生物調査ツールの無償提供を2013年4月より開始すると発表した。

携帯電話のカメラ・GPS・メール機能を活用した携帯フォトシステムにより、対象を携帯電話カメラで撮影し、メールで指定アドレスへ送信するとサーバに情報が蓄積され、ネットワークを介してパソコンや携帯電話でその情報を共有できる。データベースへの保存および調査ツールは、クラウド環境で無償提供される。

地球上の生態系の劣化が進むなか、生物多様性の保全は地球規模の課題となっている。保全策を検討するにあたり、対象となる地域に生息・生育する動植物を的確に把握する必要があるが、従来は専門家が現地に赴いて地図に描き起こしていく方法が一般的で、データのデジタル化には手間と時間がかかっていた。

本サービスを活用すると、調査・記録・分布図作成が効率化・自動化され、簡単に行うことができる。募集対象は、営利目的でない、行政、NPO法人、教育機関などの組織が行っている日本国内での自然環境保全に貢献活動する団体で、件数は10件としている。

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