震災からの復興

2013年03月30日

 

ボランティアダイバーによる復興支援 三陸の海で瓦礫の撤去作業

Keywords:  震災復興  NGO・市民  市民社会・地域 

 

JFS/Volunteer Divers Clean Up Disaster Debris along Sanriku Coast
Copyright 三陸ボランティアダイバーズ


東日本大震災で被災した三陸沿岸地域の復興を、ダイビングを通じて支援する取り組みが進められている。三陸ボランティアダイバーズは、岩手県出身のダイビングインストラクター佐藤寛志氏を中心に結成されたダイバーの集団。震災後ほぼ毎日海に潜り、活動を続けている。

活動の特徴は、ダイビング技術を使って海や河川の清掃・調査を行うこと。地元漁協と協力しながら、海の大型瓦礫の撤去、漁具回収、養殖設置前の調査、生態調査や有害物質の回収などを実施している。鮭の遡上のため、河川の瓦礫撤去や調査も行う。

また、全国からのボランティア参加者や地元ボランティアセンターからの人材を受け入れるボランティアマッチングも行っている。水中作業への参加は一定以上のダイビング経験が求められるが、瓦礫撤去のアシストや海岸清掃などの陸上作業は、ダイバー以外の参加も可能とのこと。

その他、三陸沿岸部の津波被害地の現状を知ってもらうため、漁村交流や漁業体験、チャリティダイブ、サーモンスイム等のプログラムを準備している。今後はボランティア活動を継続しながら、現地の復興状況に合わせてエコツーリズムの色を強め、復興状況の経過を観察し、三陸がもつ豊かな自然環境を学ぶ機会を提供したいとしている。

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