震災からの復興

2013年03月14日

 

被災地に若者の雇用を 通販サイト「パワクロ」がオープン

Keywords:  震災復興  企業(非製造業) 

 

JFS/Mail-Order Shop Opens to Create Jobs for Youth in Quake-Hit Area
Copyright 一般社団法人パワクロ


東日本大震災の被災地における雇用創出を目的として、宮城県石巻市で設立された一般社団法人パワクロは、2012年12月、アパレル通販サイト「パワクロ」のサービスを開始した。「服の力で被災地を支える」をコンセプトに、賛同した女優や歌手などの著名人から、衣類の寄付を募りサイト上で販売する。

2013年1月からは三陸地方特産のワカメと専用ドレッシングの販売も開始。さらに2月からは、石巻市牡鹿半島で漁業に従事していた女性たちによる、手作りアクセサリーのブランド「OCICA」の取り扱いも始まった。OCICAは、仕事をなくし仮設住宅に一人で暮らす女性たちに、仕事や住民同士の交流の機会をつくることで、コミュニティの再生を図るために生まれたプロジェクトだ。

商品管理やウェブサイト運営などの業務にあたるのは、主に現地採用された地元の若者たち。震災後の被災地で、若者を雇用できる産業が大幅に縮小したことを受け、雇用促進とビジネストレーニングにつなげることをねらう。

代表理事を務める三上和仁さんも宮城県出身で、震災を機にUターンした。「パワクロは石巻に生まれた希望」だとして、将来的には地場産品の販売にさらに力を入れ、雇用の安定化と地域への還元を目指すという。

English  

 

参照元

パワクロ
OCICA


 

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