2012年07月03日
愛知県は2012年4月2日、衣浦東部浄化センターに建設された施設で下水汚泥を使った炭化燃料の製造を開始した。年間2700トンの炭化燃料を製造し、今年度から20年間、隣接する中部電力の碧南火力発電所で利用する予定。
今後の下水道の普及拡大に伴い、汚泥発生量の増加が見込まれることから、汚泥を有効的に利用しようという取り組み。従来の焼却処理の場合と比較して年間約4千トンの温室効果ガスを削減でき、石炭火力発電所で石炭代替燃料として利用することによる削減と合わせて、全体として約8千トンの温室効果ガス削減となる。
加えて、製造された炭化燃料は有価物として売却できることから、下水処理コストの軽減にもなる。
登録日時:2012/07/03 06:00:15 AM