政策・制度・技術

2012年02月29日

 

富士通など ネットワークの自動設計技術を開発して電力を20%削減

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 


通信・情報処理システム等の大手メーカーの富士通と富士通研究所は2011年8月10日、イーサネットネットワークの設計時に必要とされる通信速度やネットワーク構成などの要件を満たした上で、ネットワーク全体の消費電力を従来と比べて約2割削減できる自動設計技術を開発したことを発表した。

データセンターなどの大規模なイーサネット網を対象に、ネットワーク構成、拠点間の通信速度、使用する機器などの関係を表した膨大な設計パラメーターを線形計画問題として数式化し、それらを解くことで、ネットワークの消費電力量や機器設置コストを最小化するネットワーク設計技術を開発した。

なお、この技術の一部は総務省の委託研究「クラウドサービスを支える高信頼・省電力ネットワーク制御技術の研究開発(環境対応型ネットワーク構成シグナリング技術)」および「最先端のグリーンクラウド基盤構築に向けた研究開発(環境対応型ネットワーク構成シグナリング技術)」によるもの。

人の手では設計することが不可能な多くの設計条件を考慮しつつ、 ネットワーク条件を打ち込むだけで最適なネットワーク機器の選択などの自動設計が可能になった。

パソコンメーカー各社 PCの節電強化(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031236.html
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登録日時:2012/02/29 06:00:15 AM


English  

 

参照元

富士通 電力削減20%を実現できるネットワークの自動設計技術を開発
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/08/10-1.html


 

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