関東運輸局、初代「地域公共交通マイスター」を認定

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関東運輸局は2011年４月25日、同年３月10日に開催された地域公共交通マイスター選定委員会での選定を経て、13名が初代地域公共交通マイスターに就任したと発表した。地域公共交通マイスターとは、より多くの地域が公共交通の諸課題に取り組む気運を高めるため、地域公共交通に関するセミナーや相談への対応等を通じ、自らの知識や経験を、多くの関係者に継承する役割を担っていく人。

地域の公共交通は全国的に崩壊状態で、地域住民の移動手段の確保・維持は待ったなしの状況にある。地域の安全・安心な移動手段を確保していくため、地域公共交通の活性化・再生の重要性が高まるなかで、地域の果たす役割が増加している。

しかし、公共交通に対して熱心に取り組む地域がある一方、取組みが進まない地域も多い。このような地域間の差は、公共交通に対して熱意・ノウハウがある人材の有無によるところが大きいことから、地域公共交通の人材育成が重要な課題となっている。

同局では、地域が主体的に地域公共交通の活性化に向けた先進的・独創的な取組みを実践するにあたり、中心となって推進し、知識、経験、熱意のある自治体職員、交通事業者職員、NPO法人職員等を「地域公共交通マイスター」に任命し、活動を支援していく。プロフィールや取組事例をデータベース化してHPで公開するほか、引き続き年１回の公募を行う。

登録日時：2011/09/15 06:00:15 AM