交通・モビリティ

2011年06月24日

 

CO2排出量削減へ、トラックから鉄道へのモーダルシフトが進む

Keywords:  交通・モビリティ  企業(製造業) 

 

積水ハウスは2011年1月6日、鉄骨戸建住宅の鉄骨軸組の輸送において、トラックから鉄道へのモーダルシフトの運用を開始した。静岡工場で集中生産された鉄骨構造システムを、全国の3工場へトラックで輸送していたが、そのうち遠距離となる東北工場と山口工場へは専用長尺コンテナによる鉄道輸送に切り替えた。CO2排出量を年間162.24トン削減できる。

一方、東芝ライテックとサントリーロジスティクスは2011年1月20日、関東・関西間の製品輸送にあたって鉄道コンテナを共同利用したラウンド輸送を開始した。これにより年間約140トンのCO2排出量の削減を目指す。両社は各々、物流効率化のため輸送手段をトラックから鉄道に切り替えることを検討する中で、互いの拠点が近いことに着目し、「鉄道コンテナラウンド輸送」を拠点間で導入するに至った。

日本政府が推奨する海運や鉄道の利用では、特に長距離の一括大量輸送で、より大きなメリットが得られる。重量物を扱う住宅業界で行なう専用コンテナによるモーダルシフトや、業界が異なる会社同士が共同で行なう鉄道ラウンド輸送は、先進的な取り組み例である

日本の運輸部門からのCO2はすでに減少中!(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/030150.html
国交省、2009年度「物流連携効率化推進事業」10件の計画を認定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029329.html

登録日時:2011/06/24 06:00:15 AM

English  

 

参照元

積水ハウス 工場間の鉄骨部材輸送を鉄道にモーダルシフト
環境負荷を低減
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/data/current/newsobj-1580-datafile
東芝ライテックとサントリーロジスティクスが鉄道輸送で連携
輸送CO2の排出量を140トン削減へ
http://www.tlt.co.jp/tlt/topix/press/p110118/p110118.htm


 

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