生物多様性・食糧・水

2011年03月07日

 

雪国まいたけ グラミングループとバングラデシュで緑豆栽培の合弁会社を設立

Keywords:  食糧  NGO・市民  企業(製造業) 

 


きのこの栽培やきのこの加工食品などを製造・販売する雪国まいたけは2010年10月13日、バングラデシュのグラミングループと九州大学との間で合弁会社の設立に合意し、調印を行ったと発表した。農業によるソーシャルビジネスをバングラデシュで展開することが目的とするもので、日本企業では初めての試み。

事業内容は、モヤシの原料である緑豆の栽培を行うもので、バングラデシュの首都ダッカの北方約350kmに位置するRungpurにおいて約8ヘクタール規模の実験栽培を開始する。実験栽培が成功したのち、2011年以降において500~1,000ヘクタール程度の大規模農場での本格栽培に移行する予定。

栽培は現地の農家700~800人程度に委託し、その他に収穫された緑豆の選別作業に100人程度の雇用を予定。収穫された緑豆の約7割は同社が合弁会社から購入し、残りは現地にて販売する。

出資金は同社が75,000ドル、グラミン・クリシ財団が25,000ドルで、合弁会社に生じた利益はすべて、バングラデシュの貧困層の福祉や奨学金等に活用されることが合意されている。またこの事業は、日本貿易振興機構(ジェトロ)より「2010年度 開発輸入企画実証事業」として支援を受けている。

住友化学、ナイジェリアに蚊帳工場拡大(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028508.html

登録日時:2011/03/07 06:00:15 AM

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参照元

グラミングループとの合弁会社設立に関するお知らせ
http://www.maitake.co.jp/00root/press/press_10_1013.html


 

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