政策・制度・技術

2011年01月30日

 

三菱ガス化学 植物由来の高耐熱ポリアミド樹脂を開発

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

化学メーカーの三菱ガス化学は2010年10月18日、植物由来の原料を使用した高耐熱ポリアミド樹脂の開発に成功し、市場開拓を開始すると発表した。このポリアミド樹脂は、分子構造の最適化により結晶性を高めることで高い耐熱性を実現する一方、融点を300℃以下に抑え、良好な成形加工性を維持している。

耐熱温度が高いことから、LED周辺部材、鉛フリーハンダを必要とする電気・電子部品、自動車のエンジン周辺部材などの用途への販売が期待できる上、原料の50%以上に植物由来の化合物を使用しているのでバイオマスプラスチックに分類される。

同社は自社原料を使用したポリアミド樹脂として既にMXナイロンを生産販売しているが、今回開発した高耐熱ポリアミド樹脂についても、将来複数拠点での生産を行う予定。

福井県立大学、ポリアミド系バイオプラスチック合成酵素を発見(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029775.html

登録日時:2011/01/30 06:00:15 AM

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参照元

三菱ガス化学
http://www.mgc.co.jp/
耐熱バイオベースポリアミドを開発
http://www.mgc.co.jp/news/2010/pdf/101018.pdf


 

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