生物多様性・食糧・水

2010年12月24日

 

環境省、里地里山保全活用行動計画を策定

Keywords:  生態系・生物多様性  政府 

 

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イメージ画像 by Japan for Sustainability


環境省は2010年9月16日、里地里山の保全活用の展開を図るため「里地里山保全活用行動計画~自然と共に生きるにぎわいの里づくり~」を策定したと発表した。里地里山保全活用の意義について国民の理解を促進し、地方公共団体やNGO等、多様な主体による保全活用の取り組みを全国各地で国民的運動として展開することをめざす。

同行動計画では、里地里山の定義や現状、重要性をはじめ、里地里山保全活用の理念や方向性など重要なポイントを示し、保全活用の進め方や、農林水産省、国土交通省、文部科学省を含む、国の関係省庁による具体的な保全活用施策を解説している。

また、「水と緑の森づくり税」による里山林の整備(富山県)、里山条例と里山基本計画(千葉県)、里山整備士の養成(広島市)といった、地方公共団体等による里地や里山の保全活用の実践事例も掲載されている。

環境省は、策定にあたり、里地里山保全・活用検討会議を開催して生物多様性、景観、農村環境、民間活動等の専門家から意見を聴くとともに、パブリックコメントを通じて国民からも幅広く意見を聴取し、行動計画に反映させた。

環境省:里地里山保全活用行動計画の策定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/
press.php?serial=12944

登録日時:
2010/12/24 06:00:15 AM

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