生物多様性・食糧・水

2009年06月10日

 

藤前干潟の魅力と価値を広く伝える 藤前干潟を守る会

Keywords:  生態系・生物多様性  NGO・市民  政府 

 

JFS/Fujimae
Copyright 藤前干潟を守る会


日本のほぼ中ほどにある名古屋市西部名古屋港の臨海工業地帯の中に、日本最大級の渡り鳥の飛来地である藤前干潟がある。この藤前干潟の保全と有効な活用を行う活動をしている「NPO法人藤前干潟を守る会」は、名古屋市から出された一般廃棄物最終処分場建設計画から干潟を守るため、1984年に結成された団体だ。同団体の活動や近隣住民の支援により、最終処分場建設計画は中止となり、藤前干潟は2002年にラムサール条約湿地として登録された。

同団体では環境省からの委託により、藤前干潟にある2つの施設(稲永ビジターセンター、藤前活動センター)の管理・運営業務を行っているほか、月に約2回、幼児から大人までを対象として、体験型のイベント「干潟探検隊」などを行っている。干潟に入って生き物にふれあい、干潟の水質浄化実験、干潟の生き物マップづくりなどを行うことにより、干潟の生態を知ってもらい、そこから干潟の重要性を認識してもらう事がねらいだ。

藤前干潟を、2010年に開催される第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)の開催地名古屋のシンボルとして、世界の人々を誇らしく迎える舞台にしたいと同団体は願っている。

藤前干潟を守る会
http://fujimae.org/

登録日時: 2009/06/10 06:00:15 AM

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