2008年11月13日
大手流通業のイトーヨーカ堂は2008年6月19日、農場の運営を開始し、店舗・堆肥化センター・農場を結ぶ、完全循環型のリサイクルを実施することを発表した。
同社はすでに2003年から千葉県で堆肥化センターを運営し、食品残さを堆肥化している。農場を運営することでこれらの堆肥を活用し、さらに農場で栽培・収穫した農作物を販売することで、完全なリサイクルの環を構築する。
農場の運営にあたっては、富里市農業協同組合の協力により、2008年7月に千葉県富里市内に約2ヘクタールの農場を借用し、8月に農業生産法人「セブンファーム富里」を設立した。農作物の販売は、11月より千葉県内のイトーヨーカドー6店舗から開始する予定。
農場の運営に直接携わることで、農場の状況や栽培履歴の確認、生産者との緊密な情報共有も可能になると考えている。さらに、千葉県内における休耕地の増加に歯止めを掛け、将来的には食料自給率の上昇に貢献することを期待している。
農業生産法人『セブンファーム富里』設立のお知らせ
http://www.itoyokado.co.jp/company/news/spcl/
2008/pdf/2008_08_21_7f.pdf
農業生産法人を設立し、農場運営を開始
http://www.7andi.com/news/pdf/2007/20080619_1.pdf
登録日時: 2008/11/13 09:00:07 AM