2005年10月26日
環境省は、2005年6月28日、2004年度のフロン類の破壊量集計結果を発表した。「特定製品に係わるフロン類の回収および破壊の実施の確保等に関する法律」に基づき、フロン類破壊業者から報告された破壊数量は合計2976トンとなり、2003年度より23%増加した。
破壊量のフロン種類別内訳では、CFC(クロロフルオロカーボン)が954トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が1604トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が418トンであった。
フロン破壊業者に引き取られたフロン類の用途別数量は、業務用冷凍空調機器が2490トン、カーエアコンが456トンで、2003年度より、それぞれ23%、10%の増加となった。
CFC、HCFCはオゾン層破壊物質であり、モントリオール議定書の削減規制対象物質であるとともに強力な温室効果ガスである。HFCはオゾン層破壊物質ではないものの、強力な温室効果ガスであり、京都議定書において削減対象となっている。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6135
登録日時: 2005/10/26 11:00:36 AM
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