生物多様性・食糧・水

2005年09月25日

 

「食事バランスガイド」で食料自給率向上へ

Keywords:  食糧  政府 

 

政府は食料自給率向上を図るため、食料自給率向上協議会を2005年4月26日に設立し、具体的な取組内容・目標を示した行動計画を毎年作成する等により、取り組みを推進することとした。5月30日、農林水産省は同協議会を開催し、「2005年度食料自給率向上に向けた行動計画」を策定した。

行動計画の内容は、食料消費面では、食育の推進、地産地消の推進、国産農産物の消費拡大、国産農産物に対する消費者の信頼の確保。農業生産面では、経営感覚に優れた担い手による需要に即した生産の推進、食品産業と農業の連携の強化、効率的な農地利用の推進。

食育の推進の一環として計画されていたフードガイドを、農林水産省と厚生労働省が共同で作成し、6月21日発表した。「何を」「どれだけ」食べたら良いかを一般の生活者にわかりやすく、イラストで示したもの。世界的にフードガイドと呼ばれているもので、「食事バランスガイド」と命名した。

基本は成人向け(想定エネルギー量は2200±200kcal)とし、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5区分毎に1日にとる料理の組み合わせとおおよその量を表してある。国民に広く親しみやすくかつ身近に活用できるよう、ポスター、パンフレットなどを作成し、普及を図る考え。





登録日時: 2005/09/25 11:22:32 AM

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