生物多様性・食糧・水

2004年12月14日

 

携帯電話で食品生産履歴を確認、QRコード

Keywords:  食糧  NGO・市民  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  地方自治体  大学・研究機関  政策・制度 

 

携帯電話から生産情報が確認できるQR (QuickResponse) コード(二次元バーコード)の導入が進んでいる。これは商品パッケージなどに簡単に印刷できる2センチ角ほどのコードで、従来のバーコードの数十倍から数百倍の情報量を扱うことができ、バーコードリーダー機能のある携帯電話から読み取るもの。

イオンは、2004年9月3日より、直営店舗「ジャスコ」約260店舗でQRコードを導入した。対象商品はプライベートブランド「トップバリュ グリーンアイ」のミニトマトとごぼうの2品目。生産者の声や使用農薬・肥料状況などの生産情報を見ることができる他、料理レシピも紹介している。2004年度中に、50品目以上の青果物へ導入していく計画。

エコスでも、2004年8月19日より、62店舗あるエコス直営全店で「いばらき農産物ネットカタログ」掲載の青果物の取り扱いを開始している。

「いばらき農産物ネットカタログ」は、茨城県、JA茨城県中央会、JA全農いばらき、(社)園芸いばらき振興協会が共同で運営しているウェブサイトで、(独)食品総合研究所が開発した公的データベース「SEICA」を活用して、生産農家が記録・登録した施肥や防除などのデータを基に生産情報を公開しているもの。カタログ番号とQRコードで確認ができる。

手軽に携帯電話からチェックのできるQRコードの利用が広がっている背景には、日本では、食をめぐる不安などから、食品生産履歴に関する社会の意識や関心が高まっていることがあげられる。




http://www.eco-s.co.jp/03kaisya/ir/newspdf/040818net.pdf


登録日時: 2004/12/14 03:20:46 PM

英語記事はこちら


 


 

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