生物多様性・食糧・水

2004年09月02日

 

食品の安全性・トレーサビリティに関するアンケート調査結果

Keywords:  食糧  NGO・市民  政府 

 

農林水産省は、2003年8月に行われた「食品の安全性と食品のトレーサビリティ」をテーマとした2003年度食料品消費モニター第1回調査結果を発表した。対象モニターは全国主要都市に在住する一般消費者1021名で、アンケート回収率は98.2%だった。

食品に対する不安が「ある」という回答が最も多かった項目は、「輸入農産物、輸入原材料等の安全性」で91.4%、次いで「農畜水産物の生産過程での安全性」。一方不安が「ない」と言う回答が最も多かった項目は、「家庭での取り扱い方」で62.2%。

不安を感じる食品に関しては、「外国産生鮮野菜」と回答する人がどの年代でも最も多く72.2%。残留農薬などの安全性確認を行うためのコスト負担は「10%まで」と回答する人が最も多く34.1%だった。

食品のトレーサビリティ(食品の生産履歴)の認知度を見る質問では、「だいたいのことは知っている」と回答する人が最も多く、36.2%。「知らなかった」が33.7%。トレーサビリティを普及させることは「重要である」と答えた人は56.6%で、「どちらかといえば重要である」を加えると90.8%に上った。

トレーサビリティの導入コストの負担については、「事業者と購入する消費者がそれぞれ負担すべき」が最も多く35.5%。この回答をした人を対象に負担額を聞いたところ、10%までと答える人が最も多く42.9%であった。





登録日時: 2004/09/02 01:55:43 PM

英語記事はこちら


 


 

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