2004年07月01日
準学校法人アジア学院・アジア農村指導者養成専門学校は、アジア・アフリカの農村開発に携わる指導者を養成する非営利の民間機関。1973年の設立以来、毎年約30名の研修生を迎え、農村地域の向上と反映に貢献する指導者を育成している。2004年3月現在、本学院卒業生は50ヶ国、延べ1,009名に達した。
研修の対象者は、発展途上国で農村開発に取り組むNGOが推薦する農村リーダーと、持続可能な農業や農村開発に関心のある日本人。栃木県西那須野町にある本学院の農場で、有機農業による自給自足を基盤とした研修を行っている。
研修は、稲作、野菜、家畜、養魚などの農業実習から、圃場環境の管理作業まで行う。日本農村の見学や体験研修を通して、技術の修得だけでなく、地域社会について学ぶ機会も設けている。
さまざまな民族と文化、異なる宗教を持つ人々が共に学ぶアジア学院。こうした背景を尊重し、個人の関心に応じて専攻分野(稲作・養魚・食品加工・農民組織など)を選択できる「個人プロジェクト」を導入しているのも特徴。それぞれの農村地域に合った適正技術の研修にも力を入れている。
登録日時: 2004/07/01 02:46:42 PM
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