生物多様性・食糧・水

2004年03月31日

 

生産・流通経路を記録したICタグ付き野菜の販売実験

Keywords:  食糧  NGO・市民  企業(非製造業)  政府 

 

TRONプロジェクトから発足したT-Engineフォーラムは、「全てのモノ」を自動認識し、欲しい情報を表示可能とするユビキタスID技術の研究開発を進めているが、2003年より、ユビキタスIDセンター最初の実証実験を始めている。

これは、農林水産省の開発事業である「ユビキタスID技術を用いた青果物トレーサビリティシステム」の研究開発および生産段階での実験であり、今回、店舗における販売実験が行なわれた。期間は2004年1月から約一ヶ月間。約3万個の野菜を用いて実施された。

農家にてユビキタスコミュニケータで生産履歴を収集しながら生産された野菜に、流通情報を記録できるucodeを貼付して流通。このucode付き野菜を京急ストア3店舗で一般消費者に販売する。店舗には、店舗内ディスプレイおよびユビキタスコミュニケータを設置し、野菜のucodeを読みとらせることで、生産履歴や流通情報を確認できる。

ucode:ユビキタスコンピューティング技術の中で、モノを識別するために付与するユニークな識別子




登録日時: 2004/03/31 10:47:09 PM

英語記事はこちら


 


 

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