2004年01月24日
Keywords: 生態系・生物多様性 NGO・市民 地方自治体 政府 水
東京の蛍を守ろうと「2003ホタルサミット」が東京都昭島市で2003年10月13日、東京ホタル会議と地元の里川蛍の会の共催で開かれた。
昭島市は東京都のほぼ中央に位置し、多摩川や玉川上水が流れ豊富な地下水や湧き水に恵まれた環境にある。サミットではまず「ホタルが教えてくれたこと」と題した基調講演、「虫たちの『ことば』を解読する」と題した講演が行われた。その後自然に恵まれた多摩川を大切にしながら活用しようと、市民、市、国土交通省の三者で構成する「あきしま水辺の楽校」についての活動発表などが行われた。
会場となった昭島市立成隣小学校ではビオトープがつくられており、授業での取り組みや地域との関わりについて紹介された。また4月からホタルの幼虫の観察を続ける児童が「ホタルの観察に参加して」と題して発表。「ゴミを捨てるな」と訴えてホタルが生息できる環境をつくりたいと述べた。
東京ホタル会議は1991年に設立され、ホタルの保護活動と、ホタルを通して東京の自然のあり方を考えることを目的として活動している。
登録日時: 2004/01/24 08:28:23 PM
英語記事はこちら