2013年11月07日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(非製造業) 地方自治体 市民社会・地域 政府
2013年10月、再生可能エネルギーを活用したコミュニティビジネス創出をめざす人材育成事業「まちエネ大学」が開校した。資源エネルギー庁とまちエネ大学実行委員会が中心となり、地域金融機関や自治体などと協働しながら運営する。
各地で既に再エネ事業を進めるトップランナー企業の代表者などを講師陣に招き、札幌、東京、滋賀、和歌山、松江の全国5カ所でそれぞれ計4回の講座を開く。起業に必要な基礎知識を身につけるだけでなく、人や地域とのつながりを深めながら、実際の事業計画立案力の養成に主眼を置く。
ICTを活用したビデオレクチャー講座を事前学習教材に用いるなど、学習効果を高める工夫も試みている。それによって受講生が一同に会する講座では、ゲスト講師も含めて議論を重ねる対話型の授業に集中できる。講座最終回には、専門家の審査員を前に受講者が事業計画を発表し合い、再エネ事業の実現に向けた支援を行う予定。
本講座開校に先駆けて行われたプレイベントで、東京会場の講座に協賛する西武信用金庫の高橋一朗常勤理事は、「地域の優れた人材同士が意外と出会っていない。そこをつなぐ役目としても、ぜひ一役買いたい」とエールを送った。
小島和子