生物多様性・食糧・水

2010年04月09日

 

長崎県佐世保市のハウステンボス 「植物工場」開始 太陽光発電も利用

Keywords:  食糧  企業(非製造業)  再生可能エネルギー 

 

長崎県佐世保市の大型リゾート施設・ハウステンボスは2009年11月14日、敷地内で「植物工場モデル施設」の稼動を開始した。同施設は、経済産業省より「平成21年度先進的植物工場推進事業」の採択を受けており、九州では初の一般公開型モデル施設となる。場内に設置されている太陽光発電設備で発生した電力を主な動力源として稼動する。

植物工場とは、植物の生育に必要な環境を、LED照明や空調、栽培液などの人工的な制御により、季節を問わずに連続的に野菜などを生産できるシステム。野菜に最適な光量、温湿度、炭酸ガス濃度を設定でき、気象条件に左右されないため、通常の露地栽培に比べて野菜の成長スピードが2~4倍程度(露地栽培比)、収穫量は10~20倍(路地栽培比) となるといわれる。

同施設で収穫した野菜類は、ホテル内レストランで試食として提供され、残渣は堆肥化し、場内の植栽に利用。使用した養液は、場内の植栽に撒布する。

太陽光発電システムは、ハウステンボス内にある「長崎次世代エネルギーパーク」に設置したもの(900kW)を活用。また、リチウム電池蓄電システムにより太陽光で作られた電力を蓄電し、夜間の植物工場の照明に利用する。

「植物工場モデル施設」が稼動を開始します
http://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/images/pdf/
091109_htb30.pdf

http://www.huistenbosch.co.jp

登録日時:2010/04/09 06:00:15 AM

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