エネルギー・地球温暖化

2009年02月07日

 

兵庫県、県内CDMの導入で温暖化ガス削減

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

兵庫県は温暖化ガス排出削減のため、「県内CDM方式」を2009年度から試行する方針を2008年7月に発表した。大企業が中小企業を技術・資金面で支援してCO2の削減プロジェクトを促進し、その見返りに大企業が排出枠を得るしくみで、「排出削減方策検討会」にて2008年度内に制度設計の詳細を固める。

CDM(クリーン開発メカニズム)とは京都議定書の目標達成のための柔軟措置で、通常は先進国と途上国間の技術・資金面で支援を伴う排出量取引である。その国内地域限定版といえる「県内CDM方式」は、原油換算で年間1500キロリットル以上の燃料を使う「大規模事業所」(約630社)に対し目標排出量の設定を求め、自社での削減努力では目標達成できない排出量分は、「中小規模事業所」への省エネ設備導入支援を行ったうえで、その見返りに排出枠を得るしくみ。

初年度である2009年度は、特に排出量の多い200社の「大規模事業所」と同企業グループ内の「中小規模事業所」との間でのプロジェクト形成の試行を行い、制度の立ち上げを目指す。2010年以降は参加企業を拡大し、2011年から本格運用し、県内の温暖化ガスの削減の加速化を狙う。

排出量削減方策(県内CDM方式)試案
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/jcap/conf/
01/mat04_4.pdf

登録日時: 2009/02/07 06:00:15 AM

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