生物多様性・食糧・水

2007年06月17日

 

無農薬稲作体験を通して「自然と人」、「人と人」の交流

Keywords:  生態系・生物多様性  NGO・市民  食糧 

 

2006年5月から、損保ジャパンCSOラーニング制度の学生・同窓生(以下ラーニング生)は、アサザ基金の協力のもと、茨城県石岡市半田にある田んぼで、機械をなるべく使わず、無農薬で稲作をしている。「100年後にトキが舞う霞ヶ浦」を目指すアサザプロジェクトの一環。田んぼの形がひょうたんに似ていることから「ひょうたんぼ」と名づけられた。

ひょうたんぼの活動には、「田んぼと交流! 人と交流!」というテーマと、2つの目的がある。1つ目は、霞ヶ浦の水源をきれいに保つこと。ひょうたんぼは霞ヶ浦の水源地にあるので、無農薬で稲作をすることで、霞ヶ浦の水質汚濁を減らす目的。2つ目は、人、生き物、生態系に優しい稲作を、自らの体を使って学ぶこと。ひょうたんぼでは、「たんぼ」を五感で感じることができるので、たくさんの発見、感動を得ることができる。

そこで、この発見、感動を子どもたちに伝えたいと考えたラーニング生は、ひょうたんぼのある石岡市の石岡小と、都会の小学校として墨田区の二葉小に行き、ひょうたんぼの紹介を行い、実際にひょうたんぼの米を食べてもらったところ、こどもたちのひょうたんぼへの興味を喚起することができた。

アサザ基金とラーニング生は今後も、「人と生き物が交流する場所」「子どもと大人が交流する場所」「都市と農村の子どもが交流する場所」として、さらにひょうたんぼを活かしていきたいと考えている。



http://www.kasumigaura.net/asaza/index.html




登録日時: 2007/06/17 01:49:23 PM

英語記事はこちら


 


 

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