2006年07月30日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 省エネ
松下電工は2006年6月1日、省資源効果を持つ環境配慮型トンネル照明器具の受注を開始した。稼動初期段階や周囲温度に合わせて発生する余分な明るさを抑制するランプ光束センサ(トンネルセルコン)により約20%の省エネを実現し、トータルコストを最大46%削減している。
山が多い我が国では多くのトンネルを必要としているが、そのトンネルの照明は1年365日、夜間だけでなく昼間も点灯しているため、膨大なエネルギーを消費している。一方、地球環境問題が注目される中、エネルギーの利用効率の向上や省資源化など、省エネルギーの取り組みはますます重要になってきているため、開発したもの。
省エネ特性のほかにも、フィラメントや電極を使用しない同社独自開発である点灯方式のエバーライトを採用し、6万時間の長寿命化を実現。解体容易な構造であることから、早期(約10年)に交換が必要な給電部品ユニットのみを補修交換でき、耐久性の高い本体や反射板が長く使える(約20年)。また、鉛や六価クロムなどの有害物質を削減。さまざまな点で、地球環境への配慮がうかがえる。
登録日時: 2006/07/30 04:53:03 PM
英語記事はこちら