2006年02月22日
2005年10月11日-15日に台北(台湾)と成田(日本)で開催された「みなみまぐろ保存委員会第12回年次会合CCSBT12)」で、2006年漁獲レベルの約30%削減が勧告されたが、合意が得られず、最終的に、2005年の漁獲レベル(14,080トン)を超えないことで合意した。
同会合で、科学委員会は、産卵場であるインドネシア水域における親魚資源が減少しており、これ以上資源を減少させるべきではないとし、資源を安定させるためには2006年漁獲レベルを9,930トンまで下げる(約30%削減)か、2007年に7,770トンまで下げる(約45%削減)必要があると勧告した。
この勧告に対し、豪州及び台湾は2007年までの削減を表明、韓国及びニュージーランドは削減の勧告を支持、日本は2006年の削減の実施は困難とし、合意に至らなかった。
なお、2007年における削減の検討ために、2006年7月に特別会合を開催することを合意した。
登録日時: 2006/02/22 09:28:16 AM
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