2005年05月18日
Keywords: 政策・制度 交通・モビリティ 化学物質 政府
中央環境審議会大気環境部会では、2005年2月22日、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第八次答申)」(案)について国民からの意見募集(パブリック・コメント)を行うと発表した。
主な答申案の提言内容は、2010年度において、二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準を概ね達成、維持していくため、2009年末における自動車排出ガス量の許容限度を見直し、ディーゼル自動車の「09年目標」を定めている。
「09年目標」に基づく規制値は、大都市で環境対策上焦点となっている粒子状物質(PM)では、未規制時(1994年)に比べ99%削減が図られ、現行測定法における定量限界以下のいわゆる「PMフリー化」を目指すもの。窒素酸化物(NOx)では、未規制時(1974年)に比べ96%削減になる。これらにより、基本的にガソリン車と同じレベルの排出ガス規制となる。
本案は、パブリック・コメントを考慮した上で、最終答申として環境大臣に提出される。今回の「09年目標」の実施により、2009-2010年時点で世界最高レベルの規制となる見通し。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5739
登録日時: 2005/05/18 11:49:57 PM
英語記事はこちら