2004年08月11日
Keywords: 生態系・生物多様性 NGO・市民 政府 食糧
有機農産物の普及に取り組む市民団体(NGO)「大地を守る会」は2004年5月17日より、国産飼料100%で育て、通常の短角牛の約2倍の期間放牧した牛肉「THAT'S(ザッツ)国産・2シーズン放牧短角牛」の販売を開始した。
「THAT'S(ザッツ)国産・2シーズン放牧短角牛」は通常180日間の約2倍の320日間放牧され、より多くの粗飼料(草などの飼料)により、草食動物の生態に適した飼育法で育てられる。肉質は低脂肪で、赤身の旨みがつまっているのが特徴。
日本の畜産の飼料自給率は26.2%(平成12年、農林水産省調べ)。当会で取り扱う短角牛は約70%の自給率であったが、7年越しで100%国産飼料(大麦、大豆、ふすま)の切り替えに成功。一般の3.5倍の自給率となった。
国産畜産物とうたう産物でも、飼料は輸入であることも多い。飼料の自給は、資源循環、運搬時のエネルギー効率の両面から、環境保全につながるため、国産飼料100%の取り組みは注目を集めている。
登録日時: 2004/08/11 09:29:44 AM
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