2004年04月02日
Keywords: 省エネ NGO・市民 企業(非製造業) 地球温暖化 政策・制度 生態系・生物多様性
2005年に開催される愛知万博へ「三菱未来館@earth」を出展する三菱グループ(33社)は、パビリオン建設・運営中にエネルギー消費などから発生する温室効果ガスの排出を相殺するための排出権を購入する契約を2003年5月に締結した。これは万博パビリオンとして初の取り組み。
購入する温室効果ガス削減量は、本万博の環境アセスメントの数値から算出した予測排出量に基づき3000トン。具体的には、万博会場における工事・運営中の温室効果ガス予想総排出量を施設面積割合で算出した数値に、パビリオンで使う諸材料の製造時の温室効果ガス排出量を加算した。
今回、排出権取引仲介業者ナットソース・ジャパンを通じて購入する削減量は、米国NGOコンサベーション・インターナショナルのカーボン・オフセット・プログラムに基づき、生物多様性の保護の必要性が高くかつ消失の危機に瀕する森林、いわゆるホットスポットの保護から創出される。排出権は2004年12月末までに引き渡される。
「自然の叡智」をテーマとする本万博の愛称は「愛・地球博」。サブテーマの1つに「循環型社会」を掲げている。映像シアター型パビリオンの三菱未来館では、宇宙的視野から見た地球環境維持の大切さを楽しく実感する体験を提供する。
http://www.expo2005.or.jp/
http://www.natsourcejapan.com/
http://www.conservation.or.jp/Newsroom/Press_Release/2003_05/CarbonOffset/Carbon_Offset_May72003R.pdf
登録日時: 2004/04/02 04:48:30 PM
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