2013年11月13日
Keywords: 省エネ 企業(非製造業) 地方自治体 大学・研究機関 防災・減災
水族館とアトラクションの複合型遊園地「横浜・八景島シーパラダイス」を運営する株式会社横浜八景島は、国立大学法人東京海洋大学と連携して、2013年4月から「海を利用した省エネと災害対策の取組み」を八景島シーパラダイスで運用している。
横浜八景島は、温室効果ガス削減と経済活性化を進める横浜市の「横浜グリーンバレー構想」に参画し、省エネを通じた温室効果ガス削減に取り組んでいる。1年を通じて10~17度と比較的温度が安定している海水を利用したヒートポンプを水族館の「アクアミュージアム」の一部に導入し、空調電力を20%削減することに成功した。海水熱を熱源とした空調設備の導入例は、他にほとんど無い。また、事務所や水族館などの「電力の見える化」にも取り組み、10%の電力削減を実現した。
災害対策としては、非常時に電力供給が途絶えた場合を想定し、水族館の「うみファーム」内の船舶で発電した電力を陸上に供給する設備を導入。これにより、災害時に照明設備やテレビ、ラジオ等の機器に電力供給できる。