交通・モビリティ

2013年03月17日

 

「高齢者にやさしい自動車開発プロジェクト」推進中

Keywords:  交通・モビリティ  地方自治体 

 

JFS/Project for Development of Senior-Friendly Cars Underway
Copyright 福岡県


2009年、福岡県の提唱により設立された「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」(現在、36道府県の知事が参加)は、高齢者が颯爽と安全に運転できる自動車の実現に向けて取り組んでいる。また、知事連合の下には、自動車工学や加齢医学等の学識経験者や高齢者・女性団体代表、自動車メーカー、国の関係省庁で構成される「高齢者にやさしい自動車開発委員会」が設置され、専門的見地からの検討が行われている。

2009年から2年間、高齢者が惹き起こした事故の分析や全国1万人の高齢ドライバーに対するアンケート調査等を実施して検討を重ね、高齢ドライバーが安全に運転するために必要な「支援機能」と、高齢者の車の使用実態に適した新しい車両として、「軽自動車より小さい近距離専用の小回りが利く2人乗り小型車」を高齢者にやさしい自動車のコンセプトとして提案した。

2011年には、高齢者の日常生活における移動手段として、コンセプト車両である2人乗り小型車が受け入れられるかどうかを検証するため、社会実証実験を実施した。そして、2012年には、実験分析結果を踏まえて、コンセプトの一部を見直した。

知事連合では、国に対して新たな車両規格の早期創設を、自動車メーカーに対してはコンセプトに対応した車両の開発を要請するとともに、開発促進のために実証実験の場を提供するなど、高齢者にやさしい自動車の実現に向けた取り組みを引き続き推進していく。

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