2012年10月19日
Keywords: 交通・モビリティ 企業(製造業) 省エネ
日産自動車は2012年7月9日、福岡県北九州市と協働して、電力供給システム「LEAF to Home」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施することを発表した。
「LEAF to Home」は、ニチコンが開発した「EVパワーステーション」を活用して日産リーフの駆動用大容量リチウムイオンバッテリーから電力供給するシステム。一般住宅の分電盤に直接接続し、コネクターを日産リーフの急速充電ポートへ繋ぐことで、日産リーフに搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーに蓄えた電気を住宅へ供給する。
夜間電力や太陽光発電を使って日産リーフに充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献する。さらに、停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用が可能。
日産自動車は、2009年12月に北九州市と「環境と技術のまち北九州 "e-フロンティア プロジェクト" 」を締結し、ゼロエミッションモビリティの推進に向けたパートナーシップを組んでいる。今回の「日産リーフで節電アクション」で、日産リーフとEVパワーステーションを複数の公共施設に無償提供する。
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