2012年08月27日
Keywords: 環境技術 企業(製造業) 大学・研究機関 食糧
大手化学工業会社の昭和電工株式会社は2012年5月9日、国立大学法人山口大学農学部の執行正義教授との共同研究により、LED照明を用いた新たな栽培法(Shigyo法)を確立し、ライセンスの供与と栽培設備の販売を開始したことを発表した。
Shigyo法は、植物の成長と光応答の関係に注目し植物の育成に最適化したLEDを照射するもの。栽培実験の結果、蛍光灯や赤青比を固定したLED照明に比べ収穫量が増加した。同栽培法で出荷サイクルの短縮と収穫量の増大を実現でき、これまで初期投資額の大きさから導入の課題となっていた、投資回収期間の短縮が可能になるという。
今後、昭和電工は山口大学と協力の上、初年度は国内商業施設へ、将来的には海外展開も目指して、Shigyo法およびLED栽培設備の普及を進めて行く予定。
登録日時:2012/08/27 06:00:15 AM