政策・制度・技術

2011年11月07日

 

工学院大学 被災地に恒久復興住宅を建設

Keywords:  環境技術  NGO・市民  大学・研究機関 

 

JFS/University's Housing Project to Revive Communities in Tohoku Region's Disaster-Stricken Areas
Copyright 工学院大学


工学院大学建築学部の後藤治教授は2011年4月、東北地方の美しい「村」の再生をテーマに、建材販売のMonotaRO、地元有志らの協力のもと、「恒久的復興住宅」の建設を主旨とするプロジェクトを展開している。

2年で解体される政府の仮設住宅とは一線を画し、コミュニティの再構築を前提とする低コストの復興住宅で、被災者が永住でき、また独り暮らしの高齢者や震災孤児が共同で生活できる家などを建築する。

宮城県石巻市にある高台を地元地主より借り入れ、モデル事業として延床面積19坪の木造2階建て、13坪の平屋建て、33坪の多目的住宅の計11棟を建設する。MonotaROが開発した資材調達のパソコンソフトを使用することで余分なコストを抑え、また国産木材や地場の伝統工法を使い、さらに被災地の職人を雇い地元経済の支援に繋げる。

同大学は、管理運営するNPOに建物を無償貸与する。入居者の月々の負担額は2階建て住宅で2万7千円、平屋建て住宅で2万円以内と安価。現在は同大学の125周年記念募金事業として民間の寄付で行われているが、今後、寄付を国からの予算支援等に置き換え、同様のコミュニティ建設の施工が普及することを期待するとしている。

登録日時:2011/11/07 06:00:15 AM

English  

 

参照元

東北地方の「美しい村」を再生させよう~ 被災地復興支援、仮設住宅に替わる恒久復興住宅を建設
http://www.kogakuin.ac.jp/news/201107/1302.html
Project の概要
http://www.kogakuin.ac.jp/news/201107/1302.pdf
後藤研究室
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwa1023/
株式会社MonotaRO
http://www.monotaro.com/main/cmpy/cor/


 

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