政策・制度・技術

2011年07月09日

 

清水建設、マイクログリッド制御システムを実用化

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

JFS/Shimizu Corp. to Put Microgrid Control System into Practical Use
Copyright 設計・監理:梓設計


清水建設は2011年2月28日、物質・材料研究機構の総合研究棟に採用されたマイクログリッド制御システム「シミズ・スマートBEMS」のシステム設計を終了したことを発表した。シミズ・スマートBEMSにより統合制御することで、複数の電源の効率的な運用が可能となる。実用化は国内初。

同棟のマイクログリッドの電源は、商用電力と、太陽光発電パネル、蓄電池、非常用発電機から構成されている。これらをシミズ・スマートBEMSが統合制御することで、夜間電力を蓄電池に貯めるとともに、昼間の電力負荷または太陽光発電出力の増減に対応して、効果的に充放電する。また、停電時には無瞬断で重要設備に電力を供給し、震災など仕事を続けることができないアクシデントが起きた際に業務を継続する為のBCP対策にも寄与する。これにより、ピーク電力を70~80kW(全体の約5%)削減できる見込み。

スマートコミュニティ時代の到来を控え、社会全体でCO2の削減に本格的に取り組み始めたことから太陽光発電パネルなどを採用する建物が増えており、自然エネルギーを効率よく電源に採り入れるマイクログリッドが普及する環境が整いつつある。


九州電力 離島マイクログリッドシステム実証実験を実施(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030106.html
地域冷暖房から地域エネルギーセンターへ!
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/029183.html

登録日時:2011/07/09 06:00:15 AM


English  

 

参照元

マイクログリッド制御システムを適用し、ピーク電力を5%削減
http://www.shimz.co.jp/news_release/2011/827.html


 

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